【朗読シアター】海野十三「千年後の世界」【SF小説】

【朗読シアター】海野十三「千年後の世界」【SF小説】

海野十三の「千年後の世界」を再編集でシアターバージョンにしました。
BGMと効果音を織り交ぜた「朗読シアター」でお楽しみ下さい!
おやすみ前の睡眠導入に、作業用BGM代わりに、名作文学をどうぞお聴きください。

〜青空文庫より〜
【作品冒頭】
若き野心にみちた科学者フルハタは、棺の中に目ざめてから、もう七日になる。「どうしたのかなあ。もう棺の蓋を、こつこつと叩く者があってもいいはずだ」 彼は、ひたすら棺の外からノックする音をまちわびている。

【海野十三】
日本におけるSFの始祖となった小説家。本名は佐野昌一。徳島市の医家に生まれ、早稲田大学理工科で電気工学を専攻。逓信省電気試験所に勤務するかたわら、1928(昭和3)年、「新青年」に『電気風呂の怪死事件』と名付けた探偵小説を発表して小説家としてデビュー。以降、探偵小説、科学小説、加えて少年小説にも数多くの作品を残した。太平洋戦争中、軍事科学小説を量産し、海軍報道班員として従軍した海野は、敗戦に大きな衝撃を受ける。敗戦翌年の1946(昭和21)年2月、盟友小栗虫太郎の死が追い打ちをかけ、海野は戦後を失意の内に過ごす。筆名の読みは、「うんのじゅうざ」、「うんのじゅうぞう」の二通りが流布している。丘丘十郎(おか・きゅうじゅうろう)名でも作品を残し、本名では電気関係の解説書を執筆している。

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